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伝わる言葉を探す日々 言葉のリスク

こんばんは たかだっちです。

今日はわたしが最近知った言葉「スピーチロック」についてお伝えしたいと思います。これは介護の現場で使われている言葉ですが、意味を知り考えた時、高齢者施設でレッスンする際はもちろん、グループレッスンを行う時にも気を付けなければ同じようなことが起こりえるなと思ったことです。

 

 

目次

 

スピーチロックとは

わたしは介護の専門家ではないので、介護のプロの友人の話を参考に。

初めて聞いた時、しゃべるのを封じるのかと思いましたがそうではなく、介護の現場では問題視されその廃止に向けて取り組みが行われている次のような3つのロックがあるとのことだったのです。

1)フィジカルロック(物理的に身体を拘束する)

2)ドラッグロック(薬を使っておとなしくさせる)

3)スピーチロック(言葉によって行動を押さえつける)

ロックされるのは介護される側の方で、ロックとは身体拘束、つまり身体的虐待を意味することだったのです。1と2は道具を使う(ただし条件によっては生命を守るためにやむを得ず施される場合もあるとのこと)のですぐわかりますが、3は道具も使わず、また明確な定義がなく、普通にした声掛けのつもりが行動を制限する、知らずに身体拘束になってしまうところがあるので無くしていくのが特に難しいとのこと。

 

スピーチロックがいけないのは

スピーチロックによって、介護される側は身体的弊害として、行動が抑制されることによる食欲低下や感染症への抵抗力の低下、また精神的弊害としては不安、怒り、屈辱、あきらめなどから意欲や気力の低下などがあり、ひいては社会的弊害として施設そのものへの社会的不信や介護スタッフ同士の精神的ダメージや離職まで招くとのこと。

何気ない言動がこれらにつながるのかと思うと恐ろしいです。

 

どんなものがスピーチロックになるか

例としては「立たないで」「じっとしてて」「ちょっと待って」など

え?と思いませんか。介護の場面でなくても、例えば子育ての際にも頻繁に使われる普通の言葉ではないかと思います。

転倒したら危ないから手を貸すまで一人で立たないで欲しい、というこちらの思いが「立たないで」という強い口調で表された時、相手にとっては怒られたと感じたり、その時の恐怖の感情が残ったり、ひとりで何かしようという意欲そのものを奪ってしまったり、手が離せなくて「ちょっと待ってね」と言われたことが、いつまで待ったらよいかわからず自分の要望が無視されたと感じたり、認知症を患っている場合は何を頼もうと思ったかが思い出せず不穏な気持ちになったりするとのこと。

お互いの気持ちがうまく通じ合わないばかりか、さまざまなマイナスを呼び寄せてしまいます。とはいえ、どれも普通の言葉であり大きな弊害を生むと思って使っていないと思います。

 

尊厳の保持

学生時代の記憶を引っ張り出して、日本国憲法で私たちひとりひとりは人としての尊厳、人が人らしく生きることが守られていると習いました。尊厳とは字の通り、尊くて厳かなこと。おとなも、小さなこどもも、赤ちゃんも、高齢でも、認知症であっても、介護されていても、障害があっても、それは侵されず守られなければならないし、他人に対しても守らなければならないものという取り決めがあって、介護の現場では特に介護保険法の第一条にうたわれているからこそ、現場の皆さんもそこを守るために必死に言葉を探す日々なのだろうと思います。

 

スピーチロックは少しの工夫で改善できる

先述の友人曰く

1)根拠をひとこと添える(押し付けてしまわないように)

2)代替案(相手の希望を聞き取ったうえで)を提案する

3)クッション言葉(恐れ入りますが、お手数ですがなど)の活用

これで柔らかい表現、相手の気持ちを尊重する声掛けにすることでスピーチロックを防ぎ、尊厳を保つことができるとのこと。

 

そして魔法の言葉を教えてくれました。

それは「どうされましたか?」です。

相手に寄り添うこの言葉を、お名前の呼びかけとともに伝えることが大切と。

 

(ここで具体的に高齢者施設での様子を紹介してくれている仲間のブログも引用しておきますね。相手に寄り添う力、耳を傾ける力、元気と笑顔をお伝えしまくっている大先輩カキラリストのお話なのでとても参考になると思います。)

介護 カテゴリーの記事一覧 – 50万人が絶賛!自分で体の痛みやコリを取る方法!

 

 

また、そもそもスピーチロックが起こるのは、そこにリスクがあるからロックする。危険回避、事故防止や責任感から出る言葉であり、リスクそのものについて知識を深める努力、リスクを取り除く努力も必要とのことでした。

友人の話の中で更に印象に残ったのは観察と洞察の違い。

観察というのは外面的なところを、洞察というのは内面的なところをよく見て、それらを合わせて考察することでより良い介護ができると。

介護の現場だけでなくカキラリストとしてこれは必要な力だと思いました。

 

スピーチロックを通して見えたこと

 

スピーチロックをカキラリストとしての自分に置き換えて考えてみました。

レッスンは楽しいほうがいいに決まってる。もちろんです。

笑顔で明るくハキハキと!

それだけでいいでしょうか?

カキラーの方は今まで一回は聞いたことがあると思います。

「坐骨がついていたらどんな座り方でもいいですよ」

元々、KaQiLa~カキラ~の養成コースで学ぶインストラクションではスピーチロックに似たことを勉強します。インストラクションの言葉の選び方の勉強です。

「~~できない方は~~しなくていいですよ」一見、無理をさせない優しい言葉がけに聞こえますが、この言いまわしは注意されます。そのままだと修了試験では限りなく不合格ラインに近づきます。

それは「~~できない人」に該当する人が自分のことをその場に居合わせた人より劣っていると感じてしまうからです。KaQiLa~カキラ~のレッスン中は誰一人として劣等感を味わったり、できないことを恥じたりしなくていいように、むしろ自分に「できる」を見つけていただけるように声を発します。

できる人目線から降りてくるのではなく、できない、身体や関節が固い、運動が苦手だと思い込んでる人の目線から、自然と自信に繋がる、言わば上がる言葉とでもいうのでしょうか、そういう言い回しを練習します。

ですが、どうしても危ない動き(リスク)を見つけると回避しようとロックを掛けに行ってしまう場面もあるかもしれません。その時に、次来るのが嫌にならないように、何よ偉そうに!と思われないように最後まで楽しんでいただくためには、先述の改善法を参考に、どうしてその動きだと危ないのかという根拠を示したり、別の動きで同じ効果のあるものにアプローチ法を変えたり、クッション言葉に代わるような雰囲気を壊さない一言を挟むことでマイナスの気持ちを起こさせないことができると思います。

動きが安全であるかを観察する力、レッスンを楽しんでいただけているかを洞察する力、そこから学びレッスンをより良くするための考察力、どれもカキラリストにとって大事に磨いていかねばならないものです。

また、リスクそのものを回避するために型の勉強はもちろん、機能解剖学、生理学といった身体の事を勉強し知識を増やすことが何よりも安心してレッスンを受講していただくうえで大切になってくるからこそ、みな必死で勉強しています。

自分の発した言葉で誰かが傷つくことがないように、伝わる言葉を探す日々は続くのです。

そんなカキラリストのレッスンはこちら

www.kaqila.com

 

新型コロナウィルスの影響で開催時間に変更がある場合もありますので、一度お問い合わせくださいね。

 本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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